私には、二卵性の双子の男の子がいます。
この子たちが、小学2年生の時に、地元のクラブチームのセレクションがありました。
二人とも、少年団に入っていたのですが、そのクラブチームのスクールにも入っていたので、セレクションを受けたいということになりました。
ただ、双子でも二卵性なので、体格も顔も、運動能力も技術も違いがありました。
なので、もし受かるとしても、弟の方しか可能性がないかなと思っていました。
それでも、二人とも受けたいということで、受けることにしました。
私たち夫婦も、もし、どちらか片方だけ受かって、片方が落ちたらどうしようと話合いました。
もし、そうなっても、双子がこれから生きていくうえで、すべてが一緒に出来るわけではありません。落ちたほうはつらいかもしれないけど、そういうこともあることを学ぶ場にもなるし、そうした失敗を体験するのは、早いほうがいいのではないかとも思いました。
早いうちにそうした体験をして立ち直っていれば、この先、また同じようにつらい体験があったとしても、立ち直れるし、そういうものだと受け入れやすいと思ったのです。
そして、セレクションを受けに行きました。親の私が見ても、片方しか受からないだろうと思いました。
案の定、後日、クラブのコーチから電話があり、片方しか受からないですが、それでいいですか?と確認の電話が来ました。
どたらも駄目にしてくださいとも言えましたが、それも違うと思い、その結果を受け入れることにしました。
数日後、結果は、郵送されてきます。
片方は、封筒を開けて、笑顔です。
そして、もう一人の方は、封筒を開けて、渋い顔です。そのままその手紙を丸めてゴミ箱に投げ捨て、隅で泣いていました。
私たちも泣けてきましたが、ここから這い上がれと、心の中で思っていました。
受かった子には、そうしたときに、自分だけ喜ぶのでなく、もう一人の落ちたこの気持ちを汲んでくれる子になってくれたらと思っていました。その辺は、感じてくれたようです。
こうして、双子は、1人は、クラブチーム、もう一人は、少年団と別れてサッカーを続けることになりました。
送迎や日時、すべて違うので、親としても大変でしたが、私の両親にも手伝ってもらいながら、サッカーを続けさせてきました。
現在、二人は、小学校の最終学年です。
クラブチームに行った子は、強いチームでもあったので、高いレベルでやれています。
ただ、落ちた子の方も、少年団で、キャプテンになり責任感もつき、チームの中心で最後までやることができました。少年団のコーチのおかげもあり、本当に人間的にも技術的にもすごく伸びました。
違うチームに行くことを悩みましたが、結果的にも、そう選択してよかったなと思います。
といいながら、中学では、今度こそ一緒にやってくれたらなとも思っています。(笑)
現在、二人ともジュニアユースにセレクションを受けています。今度は、まわりのレベルが高いので、どうなるかわかりませんが、一次セレクションは、どう見られたかによりますが、私から見たら、二人とも合格くらいのレベルにいたかなと思います。
結果は、わかりませんが、小学校のときの経験があるので、どうなろうと二人とも前を向いて今後も、サッカーを続けていってくれそうです。
子どもたちのことでは、いろいろな選択を迫られますが、その都度、どうなりたいのか?どういうことを学んでほしいのか?そうしたゴールを考えて選択していけるように、今後もしていきたいなと思います。
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私も、父親サッカーで使っていますし、息子も使っています。
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