それぞれの正しさ

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先日記事に書かせていただいた新潟の駅伝大会での誘導ミスの対応に、全国高校体育連盟も大会は成立しているという回答になったそうです。

規約に書いていある対応だということです。

こうしたトラブルは、どんなスポーツでも、社会生活でもあるかと思います。

どちらにも正当性があるのです。

双方、自分たちの主張や判断が正しいと思ってやっているわけで、こういう結果になってしまった以上、なかなか覆らないと思います。

そうですよね、全国高校体育連盟も、自分たちの主張が正しいのですから、対応を変える必要がないわけです。

現に、このニュースへのコメントが記事にはたくさん来ていましたが、コメントでは、全国高校体育連盟を支持する人もいるし、中越高校を支持する人もいます。

私たちも、生活しているなかで、自分の判断や選択、行動は、正しいと思って生活している方がほとんどだと思います。
私も、自分の考えや行動を正当化しているところがあると思います。

そいういったところに、違う意見の方が、自分の方が正しいと正論をぶつけたところで、相手が聴く姿勢になっていないかぎりは、どんなに自分の正しさをぶつけたところで変わる可能性は少ないと思います。

そうした話を聞きあえたり、言い合えたりする関係がない限りは、難しいと思います。

ここに人間関係の大事なことが詰まっていると思います。

誰もが、自分は正しいと思って生活していることです。

犯罪者であっても、自分は、そうするしかなかったという自分の正当性を持っています。

だから、自分の正しさだけを押し付ける行為は、なかなか相手には伝わりません。

「人を動かす」や「7つの習慣」という大ベストセラーにも書いてありましたが、まずは、相手を理解することがない限りは、歩み寄りがしにくいと思います。

今回の駅伝の問題は、人というよりは、組織の問題もあるかもしれませんが、今回のこのニュースをみて、私は、「人を動かす」と「7つの習慣」を思い出しました。

私自身も、自分の正当性を押し付けてしまうことがあるかと思いますが、そうでなく自分にも間違っていることが有るかもしれない、相手の言うことも一理あるかもしれないという相手の立場にたったものの見方もしていけるようにしていきたいと思いました。

そうした姿勢を子どもたちにも、伝えていけたらと思います。

駅伝で全国大会に行けなくなったお子さんたちは、本当に残念だと思います。その思いや経験を次に生かしていってくれたらと思います。

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